2023.12.08
【キャリアアップ助成金】正社員化コースのほかに活用されているコースは?
キャリアアップ助成金では、正社員化コースが最も多く活用されておりますが、正社員化コース以外にも取り組みやすいコースがあります。
今回は、賃金規定等共通化コースと賞与・退職金制度導入コースについて解説していきます。
1.キャリアアップ助成金(賃金規定等共通化コース)
雇用するすべての有期雇用労働者等に関して正規雇用労働者と共通の職務等に応じた賃金規定等を新たに作成し、適用すると支給されます。
【助成額】
1事業所あたり | |
---|---|
中小企業 | 大企業 |
60万円 | 45万円 |
※1事業所あたり1回のみ
賃金テーブル共通化の例
引用元:厚生労働省「キャリアアップ助成金のご案内」パンフレットより
賃金テーブルと聞くと、かなり細かい内容をイメージされる方もいらっしゃると思いますが、上記のような比較的シンプルなものでも認められますので、中小企業でも無理なく導入できるかと思います。
2.キャリアアップ助成金(賞与・退職金制度導入コース)
雇用するすべての有期雇用労働者等に関して賞与・退職金制度を新たに設け、支給・積み立てを実施した場合に支給されます。
【助成額】
1事業所あたり | |
---|---|
中小企業 | 大企業 |
40万円 | 30万円 |
※1事業所当たり1回のみ。
※賞与や退職金には一定の下限額が設定されています。
※賞与制度と退職金制度を同時に導入した場合の加算額
→1事業所当たり168,000円(大企業は126,000円)
有期雇用労働者等に対しても毎回慣例的に賞与を支払ってはいるが、しっかりとした制度にはなっておらず、就業規則に規定はしていないという会社を見かけることがあります。
そのような会社でも、制度化し、就業規則に新たに規定することによって、受給できる可能性があります。
ほし社会保険労務士事務所では、正社員化コース以外のキャリアアップ助成金のコースの申請支援も承っております。
煩雑な手続きを代行し、必用な項目を分かりやすくご説明し、スムーズな助成金受給のために尽力いたします。
ぜひお気軽にご相談くださいませ。