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労務コラム

2023.09.08

医療機関におけるパワハラ対策とは?

医療機関のパワハラ対策支援をするほし社会保険労務士事務所のイメージ画像

病院・クリニックなどの医療機関では、パワーハラスメント(パワハラ)が発生しやすいと言われています。
医療機関としてパワハラに対する対策を講じ、スタッフが働きやすい環境を作ることは、質の高い医療サービスを提供する上でとても大切です。
今回は、医療機関においてパワハラが発生しやすい原因とどのような対策をすればよいかについて解説していきます。

病院やクリニックにおいてパワハラが発生しやすいのはなぜ?

医療機関においてパワハラが発生しやすい原因として主に以下のようなものがあります。

  • ミスが許されないことによるストレス
  • 対人関係によるストレス
  • 忙しさによるストレス
  • 職種間のヒエラルキー構造
  • 専門家集団で構成され、個々の自立性が高いこと など

これらについては、医療機関の特性上、ある程度仕方のない部分もありますので、上記の要因を踏まえて、しっかりと対策をしていくことが重要です。

医療機関におけるパワハラ対策は何をすればいい?

医療機関とはいっても、パワハラ対策は基本的に他の一般企業と同じで、具体的には以下のようなものです。

①パワハラ対策方針の明確化と、就業規則等の整備およびその周知・啓発
まずは、理事長や院長がパワハラ対策へ取り組む意思表示をし、医療機関として「パワハラを行ってはならない」といった方針を明確にすることが必要です。
その後、就業規則においてどのような事例がパワハラにあたるのか、パワハラを行った者に対する懲戒処分の規定等を整備し、スタッフに周知・啓発することが必要です。
また、パワハラ防止のための研修を実施することも有効です。

②相談窓口の設置
パワハラ対策として、被害者からの相談等に対応するために相談窓口を設置することが必要です。相談窓口は医療機関の内部でも外部でも構いません。
単に窓口を設置すれば良いというわけではなく、相談窓口が適切に機能するように相談窓口の担当者と人事部門との連携を図れるようにすること、内部に相談窓口を設置する場合は担当者に対して研修を実施することも重要です。

③事後の迅速かつ適切な対応
パワハラが発生して当事者から相談があった場合に、迅速かつ正確に事実関係を確認し、適正な対処をできる体制にすることが必要です。
そのためには被害者の心身の状況などに配慮できるヒアリングの仕組みを構築すること、パワハラの内容や状況に応じて被害者と加害者を引き離すための配置転換を実施できるよう就業規則を整備するなどの対応が必要となります。
また、再発防止策を講じることも重要です。

ほし社会保険労務士事務所では、病院・クリニックなどの医療機関で、スタッフのみなさまが気持ちよく働けるようにパワハラ対策やその他労務管理全般のお手伝いを行っております。
「医師の働き方改革」でお悩みの医院・クリニックの方、ぜひお気軽に無料相談からご連絡ください!

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