キャリアアップ助成金とは、契約社員、パート、派遣労働者といった、いわゆる非正規雇用の労働者の企業内でのキャリアアップなどを促進するため、正社員化、処遇改善などの取り組みを実施した事業主に対して助成する制度です。

キャリアアップ助成金は7つのコースがあり、例えばパート従業員を正社員へ転換する場合は「正社員化コース」の支給申請が可能です。支給申請には「キャリアアップ計画」の作成・提出、就業規則の改定などが必要となります。

労務相談としてご相談を受けた内容から、助成金申請のご提案に繋がる事例もあります。働き方改革を進めたいという場合、働き方改革推進支援助成金を活用できるかもしれません。

働き方改革推進支援助成金とは、企業の生産性を高めながら労働時間を削減するなど働き方改革に取り組む企業を支援するための制度です。
この助成金には4つのコースがありますが、今回のように年次有給休暇を取得しやすくするための改善を行う場合は「労働時間短縮・年休促進支援コース」が活用できるかもしれません。
支給対象となる事業主や、支給対象となる取組が決められているので、労務相談を受ける中でご提案いたします。